
彼の連載が、『週刊SPA』で始まった1994年から、連載終了の2003年まで撮影を担当させてもらい
ました。
連載は、自らHIVポジティブであることをカミングアウトしたパトリックの病状の経過を追いつつ、彼が、
興味のあることに体験ルポしたり、会いたい人たちと対談するといった内容で・・・
ゲストには有名人からキャラの強い一般人まで数多くの人たちが登場しました。
パトリックは、“変わり者”で、おかしなヤツですが、自分に正直で心根は優しい人間味のある人でした。
この仕事は、自分にとっていろんな意味で勉強になりました。『ジロジロ見ないで』を作ったり、個展を
開くきっかけになったのも、この連載のおかげだったと思います。自分に撮影の機会を与えて下さった
教育ジャーナリストで作家の品川裕香さん(当時、SPA編集者)とパトリックには心から感謝しています。
パトリック・ボンマリート(DJ・サウンドプロデューサー)
© kiyoto takahashi